2011年05月09日

ライン

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窓の位置は一軒の家でたいてい統一されているものです。そんなの気にしたことない、という方がほとんどでしょうが、街の家並みをよく見てください。ほぼ横一直線に揃っているはずです。これは現在の主流である横張りサイディングのためそうなっている、ということができます。横張りの場合、窓の縦位置が揃っていないと、切り欠き加工が必要だったり、材料の歩留まりが悪かったりと、いいことありません。また雨仕舞いの点からもサイディング使いはできる限りシンプルであるべきなのです。ですから窓、換気口、庇などサイディングの流れを断ち切るものの配置は十分考慮すべきです。施工が簡単なほど雨漏りなどのリスクが少ない、いい住宅といえます。最近のデザイン重視の住宅では窓がランダムに配置されていたりしますが、私的にはいただけません。住宅に虚飾は不要。美しさは当たり前なシンプルさからにじみ出るものだと思います。

ということをわかっていたのに、サッシ窓に内側と外側に段があるのを忘れて施工したために、入り口ドアと上部ラインが揃わなくなってしまいました。なんてこった!と悔やんでみても、もう遅い。しかたないので窓上枠にラインが揃うように日よけ風スペーサーをつけてみました。戸外なのでレッドシダーをオイルフィニッシュして防腐対策してあります。


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2011年05月10日

外装板張り

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サイディングを100センチほど張った上部には杉の外装用羽目板を張りました。直接雨はかかりませんが、木材保護と見た目でステイン系で塗装してあります。この杉板はアウトレット品で在庫限りだったもの。全面張るにはちょっと足りなかったですがどうしても気に入ったので採用しました。ま、足りなきゃ足りるように考える!ということで上下分割、下部はサイディングとなったわけです。サイディングが深緑なのでわりと違和感なく収まっています。(と思いませんか?)



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5月8日の写真とほぼ同じですが胴縁を一カ所切り欠いておきました。壁の内部は完全密封せず、わずかに空気が流れるようにとの配慮からです。おそらくこんなことしなくても大丈夫とは思いますが、多少雨が差し込んでも透湿防水紙の手前の空間で通気していればさらに安心です。念には念を入れて縦と横の胴縁の接合部もほんの数ミリ離してあります。

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2011年05月14日

外装完成

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外装がほぼ完成しました!写真は左側店舗入り口です。そっけない右側入り口と比べると、こちらは大げさな庇が設置され正面入り口ということができます。緑色のサイディング面からガラス面までは2メートルほどセットバックさせました。この部分は以前は室内だったので、そのぶん店舗床面積が減少したことになります。改装というと通常は増床ですが、あえてスケールダウンというところがいかにも当店風?だと思いませんか。

この空間は巨大庇に守られてまず雨や夏の強烈な日差しの心配はありません。真夏と真冬以外は観音開きのドアを開けっ放しにして、簡単な作業はここで行うつもりです。床がコンクリートなので汚い作業やホコリ、切粉が舞う作業などもオッケーです。ヒマができたら車のエンジンとかもおろしたり…と、まあ、外と内をつなぐ「男の土間」といえる多目的スペースです。もちろん自分で使うばかりでなく、簡易テーブルとベンチでも置いて、ライドしてきたお客さんを迎え入れる休憩スペースでもあります。

簡易照明をつけてみたら目黒通りのアンティーク家具屋かと間違えるほどのアピアランス。でも、ただのオタクMTBショップというギャップが今から楽しみです。
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2011年05月25日

エアコン設置

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業務用エアコンを設置しました。さすがにこればかりは自分でできないためプロにやってもらいました。しかしプロといっても千差万別。もともとついていたものを施工した業者のようなとんでもないヤツもいます。詳細はまたどこかで説明しますが、私個人的に住宅、建設関連の業者に恵まれていない、ついていないだけ、という問題ではありません。プロなのに見えない部分だから、お客はシロートだからわからないという安易な考えで適当、いいかげんな仕事する業者が存在するのです。

私は大工作業を始め一通りの施工を自分でやってみて、やっと建築に関するそれなりの目ができました。逆にいえばこれぐらい突っ込まないと普通の人は素材、施工の良否、価格の高低が判断できない実に不透明な業界だと思います。モデルハウスなんかいくつ見てもこうした目はできるものではありません、残念ながら。

本業である自転車屋の場合。たとえば「回転部のグリスアップ」作業を依頼されたケースで、使用するグリスはいいショップで「うちは某ブランドの最高級です!」、普通のショップはメーカー純正あるいはごく一般的な工業用といったところでしょう。さすがにグリスの代わりにハナクソを突っ込んでベアリングを入れなおし、「はいバッチリできましたよ。代金はいくらになります!」のような悪徳ショップはないでしょう。

住宅業界にはそうした業者があるのです。それが誠意を持って作業しているのだが技術的に未熟、だったらまだ救われます。そうではなく、「こんなもんでいいや、どうせ見えないんだし」のような明らかな手抜きなのです。もちろんそんなのはごくごく一部、ほとんどが良心的な業者だと思いたいです。私たちができる唯一の防衛策は、信頼できる人に頼むという実にアナログで当たり前のことに行き着きます。大きな業者の場合は下請け孫請けと仕事を割り振るので末端までしっかり管理できているか、を含めて信頼できるかどうかを判断しなくてはなりません。信頼できるかどうかわからない場合は施工中は常に張り付いて、疑問に感じたことはその場で質問しましょう。ビデオを撮り続け、それをわかる人に見てもらうのもいいかもしれません。


…というわけで、エアコンは電気工事もやっていただいたお客さんでもある電気屋さんにお願いしました。ここでも震災の影響を受け、品薄(特に業務用)でやっと入手できたものです。一台で店舗全体を冷房するのでエアコン本体と室外機両方に電源を持つ5.6kwのパワーあるものにしました。本当はエアコンなし!と男の店?にしようかと思いましたが、やはり一般受けも狙って軟弱に空調入れることにしたのは、ほんの少し不本意ではあります。これから夏本番。節電しながら大切に使わなくては!
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2011年05月26日

石切り

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以前、入り口の観音開きのドアを収めるのにコンクリートを切断しましたが今度は大理石に挑戦です。石なんてシロートが切ることができるのか?大工さん用品専門店で聞いてみると「そんなの無理です」「工具のモーターが壊れます」とまったく相手にしてくれません。こうした専門店はホームセンターより本格的な工具や金物が揃いますので最近よく利用しているのですが、「シロートお断り」のような雰囲気がアリアリでいただけません。そりゃ、わけのわからない質問にいちいち答えるのはメンドくさいでしょう。工具をまちがった使い方をしたりすると、非常に危険なためセオリー通り使用しなくてはならない、というのもわかります。しかし、これでは一般の人はホームセンターに行きますよ。わかりやすい商品説明がついていたり、店員にたずねても親切に教えてくれます。その中でも東急ハンズのこうしたサービスは特に良く、人材育成や教育が行き届いているな、と感じます。価格がちょっと高めですが初心者を引き付けるのもうなずけます。

プロあるいはマニアを相手にした店の敷居の高さ、ということで、これって自転車店にもいえるのかな?とハタと思いました。スポーツ自転車をちょっとやってみようかな、と思った人はやっぱり量販店や大型スポーツ売り場に行っちゃいますよね。(プロショップがいうのもナンですが)

さて、そんなこんなでグラインダーにダイヤモンドチップソーを取り付けて挑戦です。防塵マスクとゴーグルを装着。水で冷却しながら深さ5ミリほどで数センチずつ慎重に進みます。さらに30秒に一回ぐらいモーターを休ませます。ものすごい粉塵なのでわざわざ雨降りの日を選びビチョビチョになりながら作業しました。
「オレはいったい何をやっているんだろう?」
…やっとの思いで石は切断できました。



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2011年05月28日

雨だれ

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ひさしに降った雨は雨どいをつたい店舗正面へと流れます。店舗前は舗装されており、水勾配もついているのでそれでも問題ないのですが、ちょっと遊び心を取り入れてみました。雨どい開口部下のコンクリートをダイヤモンドカッターで軽くお椀状に掘り込んでみました。コンクリートに埋もれていた石がたまった雨水に揺れ動くさまはここだけ日本庭園の趣です。
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2011年05月30日

大理石設置

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店舗左側入り口に例の大理石(花崗岩)を埋め込みました!そもそのこの中途半端な幅17センチ程の妙な空間。それは本来壁のないところに新たに壁を造ったので、その土台(基礎)のため床板をはがしたあとなのです。それと当初の予定では入り口ドアは引き戸だったので、その扉が引き込まれるスペースを合わせた寸法がこの幅というわけです。しかし、いろいろあって引き戸はやめて右入り口と同じ観音開きを採用したので、このムダなスペースどうやって処理しようか、と考えていました。

そんなところにお客さんからピンクの色目が入った大理石をいただけることになり、それがなんと厚さ約30ミリとぴったり!幅は若干合いませんでしたが、石に合わせて床を切り直しました。石を切るのに比べたら床なんて楽な方です。(それでも丸ノコの歯が下のコンクリートに接触しないギリギリを狙わなくてはならないので大変には違いありませんが)ただ置いただけでは若干ガタガタぐらつくのでタイル用接着材で固定しました。できれば接着材やモルタルを使いたくなかったのですが、入り口で多数のお客さんに踏まれる場所でもあるのでここはしっかりさせることを優先としました。

どうですか、自転車屋なんかにはもったい?ほど高級感あふれる仕上がり。私はその仕上がり以上に石を切ったということに満足しています。石なんて墓石屋さんぐらいしか切りませんよね、普通は。そんなの無理と誰もが思うでしょう。特に若い人ほど「そんなのやってどうするの?」とか「ムリムリ、意味ねーし」とハナからやろうとしません。ネットの情報収集でやりもしないで面倒なことを避けてスマートに行動しようとしているようです。こんな世の中ですから、合理的な考えもしかたないかもしれません。でも、それじゃ、充実感やしあわせ感もソコソコしか得られないのでは。

自転車屋のおやじ何やってんだか。アホだな〜。でも、ちょっとおもしろそうだな、と思っていただければうれしいです。


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