2006年12月18日

XCリヤサス

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ちょっと思うところがあり、最近は当店オリジナルではないMTBにいろいろ乗ってます。先日はGIANT ANTHEMで近所の山に行ってみました。リヤトラベル3.5インチ、SID前サス、HAYESエルカミノ、CROSS MAX SLともう完璧なクロカンレース仕様です。

まず、いきなりアプローチの舗装の速いことに驚きました。リヤサス独特の「足の資源のムダ使い」感がありません。低く幅狭のハンドルはいかにも戦闘的でワキを絞ってグリグリ踏む快感はロードに通じるものがありますね。そしてそのまま登りセクションに突入。急な勾配で木の根が張り出しているところなどは、リヤサスの恩恵を特に感じます。いちいち体重移動しなくても体力の限りペダル踏んでりゃどこまでも登れそう。

余談ですが、リヤサスに乗るとこうした体重移動しなくて走れてしまうので走りがヘタになってしまうので、初心者は最初はリジットで修行すべき!というショップのガンコオヤジいますよね。(かくいう店主も以前はそうだったんですが)でも、最近は丸くなって?最初のとっかかりとしてはまあいいんじゃないかな、と感じてます。サスやディスクブレーキで快適になったように、便利で楽なものを使用して、まずはオフロード走行の楽しさを味わって好きになってもらえばマッいいか〜みたいな。大学で体育会系が絶滅寸前であるように今どき「とっかかり」が難しく厳しいスパルタ式スポーツってのは受け入れられない時代なんだからしかたありません。しかしながら、いつの日かヒョンなきっかけでリジットに乗ってライディングの奥深さ、シンプルさに触れ「オッ、これはこれで楽しいジャン」と再認識しててくれれば…とオジサンは願っています。

で、下りですが、これが手こずりました。まずSIDのサスがしなって、まともに狙ったラインをトレースできません。え〜、そんなに違う?と思うでしょ。もうまったく違いますッ!ストロークそのものの量不足もありますが、サスの剛性やダンピング性能が今の高機能のものと比較すると残念ながら一世代前といった感はぬぐえません。
 それとともに乗車姿勢が必然的にXCレース的になっているので、前方回転するんじゃないかと不安で思うようにスピード上げられません。実際、普段ならへでもない握りこぶし程度の岩にいちいちハンドルとられ、まったくふがいない走り。XCをやらなくなり、DHや下り重視のマシンばかり乗っていたので後乗りポジションがいつのまにか染み付いてしまったようです。まあ、昔はXCポジションどころかドロップハンドルでバンバン下りをかっ飛ばしていたんですから、慣れの問題かもしれませんが。

以上のように正直なところ下りの印象が良くなかったのですが、この軽量リヤサスというコンセプト即、リアルXCレースや耐久のイベントだけというのももったいない話です。リヤサス自体のポテンシャルは実ストローク以上のすごいものを持っているんですから、これを生かした山バイクに転用してもおもしろいのではないかと。前サスを100-140ぐらいのガッチリかつそこそこ軽量なものに換えて、シートポストをセットバックタイプにして、短めのステムとライザーバーにすればかなり山を楽しめるのでは。欲をいえばヘッド角が69度ぐらいだともっといいんですが。

実はこうしたコンセプトに最も近いといえるのが4X用のリヤサスマシンなのですが、やはり「競技用」といったモデルが多いため、Fメカが装着できなかったり、異常にコンパクトなスケルトンの割りには、やたら重かったり、といい線まで行っているのにおしいものがほとんどです。カッコイイですし、こいで登らないと割り切っている人にはいいでしょうが、現実的にオールマウンテンみたいな使い方の人はクロカンWサスのフレームをやや下り重視にアレンジしたものが使いやすいし幅広く楽しめると思いますよ。


posted by 店主 at 00:00| PARTS | 更新情報をチェックする
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