2011年04月15日

床貼り

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床貼りがほぼ完成しました。といっても店舗全体ではなく今回の改装にあたりはがしたところと新たに貼った台所スペースのみですが。

そもそも、これまでの床も当初コンクリート打ちっぱなしだったのを今は亡き父と苦労して貼ったもので、床板一枚一枚についたシミや傷にいたるまで愛着や思い出が染み込んだものです。ですから改装にあたり土台補強やレイアウト変更で一部はがすことになりましたが、できる限り再利用しようと考えていました。


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施工はコンクリートの上に防水紙、その上に12ミリの下地合板を敷き詰めます。固定は振動ドリルで3.4ミリほどの下穴をあけ、そこにコンクリートに効く専用ネジをインパクトで打ち込みます。下地合板はできれば床を貼る方向に対し45度角度をつけた方がギシギシといった音鳴りにいいようです。しかし、面倒なのと材のムダが出ますので台所スペースは直交としました。床板は実と呼ばれる凹凸がかみ合うようになっており、材それぞれが勝手にそらないように、また強固に固定できるようになっています。

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床材は北海道のナラ無垢材本実加工で自転車店には不釣り合いなほど?高級なものです。店舗のように土足、しかもクリートやスパイクの武器?がついたシューズに耐えられる硬さをもった天然木はそう多くありません。クリ、ナラ、ケヤキなどの広葉樹かデッキに使われる南洋ハードウッドぐらいでしょうか。

現在の主流である幅30センチほどの集成材に表面だけ薄い板を貼ったものとは違い、傷やシミも受け入れることのできる本物感があります。はて本物感って?なんだろう。通常のモノは新品が100だとすると、時間とともに劣化して最後には価値ゼロになり廃棄となります。私は価値=愛着だと思います。モノとしての価値は物質そのものの有用性や耐久性より、それを所持する人間の側にあると思います。どれだけ好きでいられるか、それに値する何かを持っているか。高機能であることだけが価値を高める手段ではないと思います。便利とか高機能っていうヤツは麻薬みたいなもんで、すぐそれがあたりまえになって、もっと上の次元が欲しくなってしまいます。それが人間の欲望、経済というもんなんでしょうね。

そんなことを考えながら一心に釘を打ち、右手がしびれたままになりました。


posted by 店主 at 00:00| Comment(0) | 改装 | 更新情報をチェックする
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