2010年03月09日

就活

当店のお客さんも店主とともに高齢化が進み、高校生や大学生はほとんどいなくなってしまいました。その数少ない若い人材にT少年がいます。彼はひとり暮らしで工学系の大学3年生、ということでただ今就活真っ最中です。大好きな自転車もほとんど乗れず、授業そっちのけで就職先を必死で探しています。先日も大阪堺市の某自転車部品メーカーの試験に挑んだそうです。

「某S社の試験どうだった?」
「どうもこうもナイッスよ〜、回りはみんな六大学ですよ。オレみたいな二流大学なんか誰もいませんよ。」
「ヤバイな〜、そんで肝心のテストはできたのかよ?オマエ英語苦手だからな〜」
「もう最悪ッスよ!英語の論文について設問があるんですけど、その問題の英語そのものがわからないんですよ!」
「あの会社はグローバル企業だからな〜、何でも社内公用語は英語らしいよ」
「日本の企業なのにまったく、ふざけた会社ですね!落ちてせいせいしましたよ!」

彼はは決して落ちこぼれではありません。授業、レポート、課題なども熱心にこなしていました。そんな彼の同級生も内定がすでに決定したのは半数にも満たないそうです。しかも、せっかく内定をつかんでも試用期間、あるいはそれ以前に一方的に「いらなくなった」と取り消されてしまうケースがあとをたたないそうです。

一方の企業も業績あげるために必死です。売上の拡大が見込めない以上、少ない経費(人件費を含む)で効率をあげなくてはなりません。もはや相手はわが国のライバル企業ではなく中国、インド、ベトナムですからね。こちらも存続かつぶれるかを争っている真剣勝負ですから、ある意味しかたありません。しかしながら、彼のようなごくごく普通の青少年のほとんど、そして未来の青少年が社会人の第一歩さえマトモに踏み出せない社会って、どうなんでしょう。




posted by 店主 at 18:14| 日記 | 更新情報をチェックする
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