2008年09月25日

サス

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MARZOCCHIのサスは好きな人と嫌な人の好みが強く反映される特徴あるセッティングですね。その特徴は分解するとさらに納得します。オイル通路のでかさ。シンプルな造り。やたらに多いオイル量。ずっしりとした重量。ちょこまかした小細工ではなく、ヘビーデューティーに徹したポリシーがひしひし伝わってきます。そのポリシーはジャンプ専用モデルをリリースし続けていることからもうかがえます。ハードコアジャンパーがまったくのノーメンテ、しかもオイルダラダラ漏れで使用しても、そんなのは想定内。全然オッケー!の余裕があります。

そして、もうひとつの特徴はストロークすることをよし!とする姿勢。最近のサスはXCだけでなくAMやDHまでもムダな動きの排除がトレンドとなっています。一般的にはストロークのスピードに着目、ロースピード側を制御するといった方向性となっているようです。では、どれぐらいがロースピードか、また中スピードはどうなの?実際問題としてサスのストロークの中でどれがムダでどれが有効か、はっきり白黒つけられるものではなく、渾然一体となってストロークしていると考えるのが自然だと思います。ですからM社の場合はまったく規制をかけないフリー状態から各個人の判断で好きなようにセッティングしてください、といったスタンスをとっているのだと思います。どの部分がムダと考えるかは人による、という哲学。う〜ん、いかにもラテンですね〜。奥深い調整幅を備えているというのは、そういうことでしょう。ですから、自分の走り、好み、目的をしっかり持っている人が完璧に調整することができれば、ものすごいナチュラル感覚でライドできることと思います。速い遅いではなく「楽しい」といった違うベクトルでの存在価値を気づかされるかもしれません。しかしながら、現実的にはそこまでしっかりわかるライダー、ショップがどれだけあるのか。サス、車輪、バイクそのもの…。最初から完成された姿をその通り使う、使わなくてはいけない、そういう時代にあってはM社の良心もなかなか伝わらないでしょう。


posted by 店主 at 00:00| PARTS | 更新情報をチェックする
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