2011年04月26日

ミゾ彫り

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最近、作業の進み具合が停滞ぎみです。というのも扉の造作にとりかかっているからです。これが本当に大変でやるんじゃなかった…、と後悔しても、もうとりかかっちゃったのでやるしかありません。丸一日やって「これでけしかできないのかよー」という進み具合には本当にガックリします。今までの作業はどちらかというと肉体労働、ガンガンやるぜ!といった感じでしたが、ここ最近はパソコンに疎い定年間近のサラリーマンがパワーポイントでプレゼン資料を作っている図といった感で、頭の中でこうしたい、と思ったことができないもどかしさ、ふがいなさを痛感させられます。まあ、大工さんでも建具屋の仕事は難しいといってますから、そもそも私のようなシロートが手を出すジャンルではないのでしょう。


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ルーターを使うほどではないのでノミでさらっていきます。

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最後は敷居用カンナで仕上げます。底面、側面、エッジがきちっとできました。ここ一ヶ月ほどで腕前がかなり上達しました。そりゃ、毎日毎日やってりゃ誰でもうまくなりますね。この技術が自転車に生かせるといいのですが…。おそらく何の役にも立たないでしょう。

そんな役に立たないことはやる必要ない、悪である。それが現代社会です。すべてのモノやコトが効率重視。効率が上がるということはコストが下がるということです。コストが下がるということは競争に勝てるということです。全世界が競争に参加しているのだからオレは参加しない、というのは許されません。さらに今回の災害で全国民は一層努力し続けなくてはならなくなってしまいました。

でも本当にそうすることがいいのだろうか。そうすることが幸せなのだろうか。そんなことをモヤモヤ考えながら戸当たりのミゾを刻みました。


posted by 店主 at 23:21| Comment(3) | 改装 | 更新情報をチェックする
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