2009年11月20日

BL/BR-M575

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最近のシマノのローレンジコンポの充実ぶりったらないですね。「この値段でこのデキかよ!」と驚かされる製品が多いです。MTBを「たしなむ」ぐらいの人なら新型DEOREフルセットで十分でしょう。基本的にローレンジが引き上がるぶんには大歓迎ですが、それと歩みを揃えるようにハイエンドが引きあがっていなくてはならないのに、そっちがイマイチ。それではハイエンドのハイエンドたる存在意義が薄まってしまい、誰もが「たいして変わらないんだったら安い方で」となってしまいます。デフレの世の中ですからそれも潮流として受け止めなくてはならないんですかね。

さてさて、写真はBL-M575/BR-M575(ホワイト仕様)DEOREのさらに下の名もなき?グレードです。まずはレバー側。レバー部の造りが少々チープな感は否めませんが、まあ価格相応といったところ。特徴はリザーバータンクが露出していない形状にあります。通常のリザーバータンクがあるタイプだと、クラッシュ時に岩や木にぶつけてタンクフタを破損してしまう場合がありましたが、これならまず大丈夫でしょう。外観も非常にスマートです。しかも裏表に使えます。すなわち左右の区別なし。さらにオープンクランプですのでグリップをはずすことなくレバーの脱着が可能です。ただし、クランプボルト2本のうち一本は締め切ったまま、もう一本でハンドルに固定するようになっていますので注意が必要です。

そして、ブリーディング作業が圧倒的に楽になりました。付属のジョウゴを連結してエアー抜き作業をするのですが、穴が大きいのでおもしろいようにレバー側のエアーを排出することができます。(中心の棒をつける意味がイマイチわからないので取り去って作業しました)説明書ではジョウゴを水平にセットするようになっていましたが、ホース側に少し傾けたほうがさらにいいようです。最終的にはいろいろな方向に360度傾け、念を入れるとさらにいいでしょう。

最後にジョウゴをはずすときに中心の棒をひっくり返してオイルがもれないようにして、レバーからはずすのですが、ここで注意です!はずしたジョウゴのネジ部にオーリングがふたつありませんか?そのうちひとつはレバーのブリードホールについているべきオーリングです。見落としがちなので注意しなくてはなりません。

シマノのディスクブレーキはSAINTを除き、どれでも基本的に性能は同じです。ただ、下位グレードだとパッドピンが割りピンなのがいただけません。レース会場あるいは山でどうしてもパッドを迅速にはずしたい時があるものです。そのためにもパーツネジはできるだけ携帯ツールで対処できるようにしておきたいものです。ですので当店では割りピンはできるだけ使わないようにピン穴にネジをたてて、通常のタイプに改造することが多いです。しかし、このキャリパーはさらにピン頭部分を沈めるようにザグリ加工まで必要でした。また、ハードに走る方はメタルパッドが必須ですが、純正ではレジンしかありませんし、形状もXT/XTRと違うタイプです。ということでハードに使用される方はこんな改造するよりハナからXT(メタル仕様)をつけた方がいいと思います。


posted by 店主 at 00:00| PARTS | 更新情報をチェックする
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